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人は死をも超越する

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私たちは、死を超越した存在です。
死は終わりではなく、新たな旅が始まります。
新たな旅は、今世の「信念」や「役割」など、沢山の思念の重みがあることで、出発に時間が掛かることがあります。
ゆっくりと必要な時間をかけ、重みは手離れていきます。

けれど、時には 大切な人が「重み」を軽減することができます。

今回は 今世の重い荷物を置き軽やかに旅立った父の話をしたいと思います。
生前の父は、母が亡くなってから母の分まで私達子供の拠り所であろうとしてくれました。
その父が亡くなる直前、すでに意識は死と生の間を漂っていても「生きなければならない」という強い意志が感じられる表情でした。
その父にこう声をかけました。
「父の子で本当に良かった。ありがとう」「安心してね」と。
父の表情は一瞬で和らぎ、薄暗い病室はまばゆい光で満たされました。
その顔は微かな微笑みが浮かび、穏やかな呼吸になっていました。
それが記憶に残る父の最後の表情でした。

感染症で人に声をかけることが憚られる時期だったため、家族のみで静かに見送ったのですが、
私たちは、父が生前好きだった音楽をかけ、思い出話や、父のこれからに思いを馳せたのでした。
住職は「暖かく、そして未来を感じさせるお葬式でした」と語ってくれました。

心理学的にも、愛する人を思い続けることが故人の存在を私たちの記憶だけでなく
日々の生活においても輝かせ続けるとされています。

この信念は、日常生活で直面する困難や試練を乗り越えるための力となります。
愛と希望の軌跡をたどりながら、私たちの魂は成長し続けるのです。

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