実は私、以前は瞑想が苦手でした。
瞑想を始めようと思っても他のことが気になり後回しにしているうちに一日が終わる。
瞑想の良さも知っているはずなのに、なぜこんなにも腰が重いのだー!などと思ったことも数えきれないほど。
その私が現在瞑想は日課となりました。その恩恵と継続の秘訣をお伝えします。
瞑想はなぜ良いの?
瞑想がもたらすものとして
- ストレス軽減: 瞑想はストレスを軽減やリラックス効果があります、
- 集中力向上: 瞑想は集中力を高め、仕事や学業にもプラスになります。
- 感情の安定: 不安やイライラを和らげ、心のバランスを整えます。
- 創造性の刺激: 瞑想は創造性を刺激します。
いずれも瞑想の効果を感じましたが、今回は集中力の向上のお話をしたいと思います。
気づく
集中力が高まると思考が静まります。思考が静まると、肉体の気づきが始まります。呼吸のスムーズな流れ、横隔膜の動き、心臓の音など、体は実に雄弁です。時には部位の痛み、不快感として体は表現をしていることに気付かせてくれます。
感情の動きに気づくことができます。奥深いところには未だ名前の付かない感情が芽吹いていることに気付けるかも知れません。自分にとって都合がよい悪い関係なく、普段は見過ごされがちな些細な感情や微妙な差異に対し敏感になり認識するようになります。
ティク・ナット・ハンの”気づき”について分かりやすい名言があります。
怒りを感じたときには、そのことに気づくことが大事。まずは「私は怒っている。私は怒りの中にいる。私は怒りの塊だ。」ということを認識すること。
感情を認識すると抑圧や変換するのではなく、 只々”あぁ、そうなんだ”と腑に落ちるのです。
すると、良いか悪いかの判別が無いので、無理に変容させようとはなりません。
そのものを認識するとニュートラルになるので、結果的に執着を手放しています。
執着は生きている限り手放すことが出来るものではないですが、気づき続けることによって、この執着も自分の一片であると、気づくことで凝り固まっていたエネルギーが楽に解けます。
いつやるの?
私の体験ですが、「やらなければならない」と枷に縛られず、ハードルは低めに。と設定しました。続かなかった頃は「何時から始める!」と意気込むと「後何分」とカウントダウンが始まり、その時間が行き詰まり苦痛に感じてしまう状態でしたが、起きたらまず座るということを習慣づけました。カーテンを開ける前に座ることが、いつの間にか身についていました。
何時に行ってもよいのですが、起きたては頭がまだ働かない状態の為、思考が起きにくいので瞑想しやすいように感じます。
継続のちから
長い時間をいきなり座るというよりも短い時間でも継続です。今日も明日も座る。
すると3分瞑想が5分になり10分も平気になってくる。瞑想がきついなと感じる日はまた時間を短縮する。0か100か思考ではなく、0ではない時間を設け続けることによって、大きな自信につながります。
瞑想の種類
ずばり、ご自身の合う瞑想を探すのが一番です。どの瞑想もとても素晴らしいのですが自分には中々入りづらいと感じることもあるかも知れません。なので今は動画や本などを通して探してどんどんトライしてみてください。
因みに私がお勧めするとすれば、気づきを得やすいという点でヴィパッサナー瞑想をお勧めします。
ヴィパッサナー瞑想実践を丁寧に説明してる動画も沢山ありますので入口としてご覧いただくのもお勧めです。
最後に
「気づき」を通じて自己認識を深めることができます
瞑想は「気づき」を得やすい手段といえます。
瞑想は数多ありますが、以前の私のようにハードルが高いと感じる方もいるかも知れません。
そんな時はまず数分間静かに座ってみることから始めてみませんか?
「この瞑想、楽しそう」「気持ちよかったな。またやってみようかな」などと遊び心をもって始めることが、良い加減を生みます。ぜひとも楽しんでください。